人材募集のコストを減らせる!? 優秀な人材を採用するためのYoutube利用法!

人材募集の盲点!優秀な人材を採用するためのYoutube利用法!

こんにちは。株式会社エンデルの小津です。今回は実際に私がキャリアコンサルタントとして働いた経験の中から、絶対に中小企業の人事の方々に実践していただきたい内容を書いていこうと思います。今回は「応募者が少ない」「採用辞退が多い」「入社しても長続きしない」というこの3点に焦点を当てて書いていこうと思います。

「応募者が少ない」「採用辞退が多い」「入社しても長続きしない」なぜ?

 理由は簡単です。その会社に魅力を感じていないからです。基本的に就職活動をしている人々は皆さん「長く働ける場所」を探しています。その為、長く働くために重視したい条件に当てはまらない、あるいはその会社で働くことに不安を感じてしまっているといったことからこのような事態につながります。

就職活動をしている人が知りたい情報とは?

 就職活動をしている人が見ている情報は次のようなものになります。

  • 給与
  • 福利厚生
  • 仕事内容
  • 勤務地
  • 社風や雰囲気
  • 勤務時間や休日数

・給与

 給与に関しては求人票に必ず載せている内容かと思いますが、単に入社後の給与だけを見ているわけではありません。昇給やその額、ボーナスの支給実績といった近い未来にもらえる金額を知りたいと思っている求職者は多いです。求職者は基本的に長く働きたいと考えている為、将来的にどれくらいの金額をもらえているのかという情報を知りたいと思っている方々は大変多いです。

・福利厚生

 法律で決められている内容はもちろんですが、先行きが不安なご時世ですから研修などの内容も気にされる方は特に20~30代の求職者に多いです。私が過去に担当した求職者の方で20代後半の方がいましたが、その方は最終的に研修制度が整っている会社を選ばれていました。

 その理由は早く資格取得をしたいと考えていたからです。その方は施工管理職という現場監督の仕事をされていた方で業務の経験はあったのですが、資格の取得をなるべく早くして会社に貢献したいという方でした。そういったことから資格取得の研修を行っている企業を選ばれていました。

・仕事内容

 求職者は長く働けるところを探しています。そのためその職種は魅力的かどうか、対応できるのかどうかを判断したいと思っています。これは給与と並ぶ企業を選びの要素の一つです。

 例えば事務職と一言に言っても経理事務もあれば総務事務、営業事務もあります。経理事務であれば経理の仕事をやらなければいけませんし、営業事務であれば電話営業や営業のサポート全般などが主な業務になってくるかと思います。それぞれ違う内容を扱う職種ですので求職者の方はより具体的に日々どんなことを業務で行うのかといった情報をなるべく知っておきたいと思っています。

・勤務地

 通勤できる範囲で働けるのか、出張や転勤があるのかといった内容はとても重視しています。例えばお子様ができたばかりの方ですとやはり家から通える範囲を企業を選ぶ要素として考えられているという方がいらっしゃいます。

 具体的にどこで業務を行い、出張や転勤の可能性はあるのか、長期出張の場合帰省日は出るのかといったことをしっかりと伝えると早期退職を防ぐことにつながります。

・社風や雰囲気

 長く働きたいという求職者が多い為、人間関係やそこで働いている従業員の雰囲気を重視して就職活動をされている方は多いです。

 過去に実際こういった例がありました。その会社は都内の某工事会社だったのですが、そこに施工管理職として50代のベテラン施工管理の方をご紹介したことがありました。その方自体は人柄もよく仕事もできる方でしたので問題なく入職しました。しかし入職してから数か月後、私の方に連絡があり辞めたいとのことでした。理由を聞いてみると、自分の直属の上司が自分の直属の部下に対していつも怒っており毎日雰囲気が悪く耐えられないとのことでした。結果的に試用期間中にその方は辞職をされました。

 実際、内部の事情を話すと嫌がって求職者が応募を辞めてしまうということになりかねませんが、逆にそういった環境だから部下になる人を教育してあげてほしいといった内容を伝えたうえで入職してもらえればこのようなことにならなかったかもしれません。

 このように社風や雰囲気を伝えることは早期退職回避につながりますし、ポジティブな情報を発信できれば応募者増加につながります。

・勤務時間や休日数

 例えば残業は月にどれくらいあるのか、年間休日数はどれくらいかといった内容を気にされている求職者は多いです。

 企業側からすると残業時間などは実際に働いてもらわないとわからないと思うかもしれませんが、その部署の平均残業時間や休日出勤の有無といった内容でいいので伝えた方がいいです。また併せてみなし残業がある場合もその旨伝えた方がいいでしょう。これらの内容を踏まえ求職者は入職後をイメージします。そのイメージが現実と近ければ早期退職を回避できます。

求職者は何から情報を得ている?

 パーソルキャリアが運営するD’sジャーナルの「転職希望者は、求人サイトのどこを見ている?【20代・30代が重要視する項目を調査】」によると次のような情報媒体で求職者は情報を集めているとのことでした。

参照:D’sジャーナル「転職希望者は、求人サイトのどこを見ている?【20代・30代が重要視する項目を調査】」https://www.dodadsj.com/content/200212_job-board/

 こちらは2020年の記事になりますが、応募前では求人サイトに掲載されている求人を幅広く検索し、応募が決まった段階で応募企業の生の情報を収集しているのがわかります。

 つまり、求職者は応募する企業が決まったらその企業のオウンドメディアに主軸を置いて情報を収集するのです。そのため、求職者が求めている情報を正確に自社のHPやSNSなどに掲載することが必要不可欠といえます。

 

是非お勧めしたいYoutubeの活用法!

 求職者の方はその選考が進むにしたがって応募企業の生の情報を知りたいと考えています。それは自分がその企業で働くことでどのような生活を送るかということをイメージするためです。そのため是非お勧めしたいのがYoutubeの活用です。Youtubeをお勧めしたい一番の理由は情報量が多くSNSとしての機能があるからです。具体的には次のような利用法が有効だと考えられます。

・Youtubeで社内の風景を撮影し頻繁に更新をする。

・求職者に対するQ&A動画をアップロードする。

・Youtubeで社内の風景を撮影し頻繁に更新をする。

 例えばお昼の休憩中の一場面を考えてみましょう。そこでは和気あいあいと食事をしている1分程度の動画にしたとします。そこで上司と部下が楽し気に次の業務の情報交換をしていたら風通しの良い職場ということが伝わりますし、どんな人が働いているのかということも伝わります。文章では伝わりずらい内容も伝えられることがお判りいただけたでしょうか。

 また、頻繁に更新することにも意味があります。その一つとして「ザイオンス効果」というものがあります。「ザイオンス効果とは同じ人やモノに触れるほど親近感を抱かせる効果です。採用の場面であれば同じ会社が何度も様々な動画を上げていればおのずとその会社に対して親近感を抱きます。そのため採用辞退率の低下につながるというわけです。

・求職者に対するQ&A動画をアップロードする。

 先ほど書いた通り、求職者は知りたいと思う情報がいろいろあります。それに対して真摯に答えている動画をアップロードすることで好印象を与えることができます。また同じような質問に対してそれを見せれば済みますので時間効率を上げることも可能です。

まとめ

 現在日本ではまだまだ求職者が売り手の市場が続いています。そのためより良い人材を確保していくためには工夫を凝らして改善し、会社のことを身近に感じてもらう必要があります。

 幸いYoutubeは大きな市場ですが採用活動での利用はまだまだ過渡期です。このチャンスをものにできれば規模の大きい同業他社と張り合うことも可能です。

 弊社ではYoutubeを利用した採用活動にも力を入れさせていただいております。ご相談は無料で行わせていただいておりますので是非一度お問い合わせいただけますと幸いです。