建設業の人事ご担当者様必見!建設業界の30~40代を採用する方法とは?

 こんにちは。株式会社エンデルの小津です。今回のテーマは「建設業界の30~40代を採用する方法とは?」ということで記事を書いていきたいと思います。

 まず最初に30~40代の経験者の採用は中々厳しいです。ですがこの中間の年代を採用したいという企業様は特に多いのではないでしょうか。

 今回はそのような求職者の方々がなぜ転職を考えているのか、そのような方々を採用するにはどうすればいいのかということを考えていきたいと思います。

 正直なところこの年齢層の経験者は本当に少ないのですぐに効果が表れる確率は低いです。しかし、そういった年代の方々もいるので是非実践してみていただきたいです。

建設業で働く人の現状

 現在実際に働いている建設業界の方々は今の職場に対して何に満足して何に不満を感じているのでしょうか。

あくまで私見ですが私がキャリアコンサルタントとして経験した際に多かった転職理由ベスト3がこちらです。

 このランキングは独断と偏見ですが、この3つのいずれかまたは複数個を理由に転職を考えられている方が多かったです。

例えば残業ですが「毎日日付が変わるくらいまでやって給料が出てない」「土曜日が基本出勤で体がもたない」といった理由で転職を考えられている方が多い印象です。また、「スキルアップをしたいので現在の業務よりも裁量が多い会社を選びたい」という方も多くいました。この悩みを持つ方は特に30代~40代で多かったイメージがあります。

 

参照 厚生労働省 「建設業における雇用管理現状把握実態調査報告書 令和2 年度調査」

こちらは厚生労働省によって行われた「建設業における雇用管理現状把握実態調査報告書 令和2 年度調査」 にある「仕事や職場に関する重視度ランキング」です。TOP3を抜粋させていただいたのですが、どの年齢でも「雇用の安定」「仕事の内容」を重視していることがわかるかと思います。次いで「福利厚生」や「仕事の責任の大きさ」などがランクインしています。

 つまり、「雇用が安定していて、自分に合っている仕事内容で福利厚生がしっかりしているところ」という会社を求めていることがお判りいただけたでしょうか。

 次に「現在の会社に就職する際に重視したこと」のランキングです。

 「仕事や職場に関する重視度ランキング」では上位に入らなかった賃金に関する内容が上位に入ってきています。また、地元であることもランキングに入ってきていることがわかります。

 つまり転職をする理由は「会社を辞めざるを追えない状況」「仕事内容に不満」「給与を上げたい」「福利厚生に不満」といった理由が考えられます。

入社を決める要件

 先ほどの現状を踏まえた上でまとめると、このような図式になります。

 入社を決定する要因としては「仕事内容」「賃金」「通勤」「福利厚生」が重要視され入社後は「安定して働けるのか」「仕事内容」「福利厚生」を重視していることがわかります。

 

30代~40代に向けた発信内容とは?

 入社を決定する要因は「仕事内容」「賃金」「通勤」「福利厚生」です。これを踏まえた上で下記の情報を発信しないといけないことがわかると思います。

  1. 仕事内容
  2. 雇用条件

1.仕事内容

 仕事内容の記載は通常行っていることかと思います。しかしその内容で本当に足りていますでしょうか。

 例えば「施工管理職」で求人票を出したとします。この「施工管理職」と一言で言っても仕事内容は多岐にわたります。例えば工事の内容は建物を建てるのか、土木工事をやるのか、公共工事なのか民間工事なのかといった内容です。それなりに経験がある人はものすごく気にされます。また、業務の範囲も明確に発信することがおすすめです。

 意外と職種名を記載し、簡単な工事内容の記載のみで終わらせてしまっている企業様は多いので改善の余地があると思います。

2.雇用条件

 こちらも書いてあることが多いです。しかし、残業や休日出勤が多い業界だからこそ年間の休日日数や休日出勤手当、残業手当といったところまで明確に発信することが重要です。また、現場によっては遠くに行かなければならない場合もあると思います。そのため基本的な就業エリアや出勤時間なども一日の流れと併せて発信することがおすすめです。

 求人票形式もいいのですが、画像や動画などを交えて実際に働いている社員からの声という形での掲載も一つの手です。

多くの人に見てもらいたいから求人ターゲットをぼんやりとは絶対ダメ!

 この記事を読まれている会社様のほとんどがこのタイトルにあるような30~40代の経験者を募集していることかと思います。様々な企業が募集しているからこそその年代を獲得するための競争率はとても激しいです。

 重要なのは求人募集をする際にはそのほしい年齢層、スキルに合った内容の情報を発信することです。具体的にどんな人に来てほしいのかをイメージし、その人がどういう内容なら応募してきてくれるのかを現状を踏まえつつ発信し続けるということが建設業界の 30~40代の経験者 を採用する第一歩です。

まとめ

 今回は入社時に一般的に何を優先して入社したのか、職場に対する重視度はということで書いてまいりました。この年代を採用していくためには適切な情報をターゲットに合わせて発信していくことが重要です。是非今回の記事はそういった方々を採用するための一つのヒントとして活用いただければと思います。次回は30代~40代の方々の特徴についてとその方々に対するYoutubeでのアプローチ方法について考察していきたいと思います。

 弊社ではYoutubeを用いてこういったご採用のご相談も対応させていただいております。ご相談は無料ですので是非一度ご連絡いただけますと幸いです。