求人サイトに求人掲載したけど応募が来ない!それ求人サイトの運用間違ってませんか?求人サイトを上手に利用するコツをご紹介!

目次
求人サイトの利用する前に知っておいてほしいこと!
こんにちは。株式会社エンデルの小津です。求人募集をする際に利用する求人サイトですが有効に利用できてますでしょうか?まずこの記事を読む前に知っておいてほしいのですが、求人サイトに求人広告を掲載することがイコール応募や面接につながらないということです。
求人サイトは様々ありますが、そこに登録している求職者層はそれぞれ違いますし時期によっても求職者層が変わります。求人サイトにはスカウト機能が大概ついてますが、それを活用した方がいい求人サイトなのかまんべんなく上位表示してくれるサイトなのかといったことも関連してきます。
今回は求人サイトを利用するまでの基本と求人サイトを利用する求職者目線で併せて実行してほしい施策について解説していきます。
また、「人材募集のコストを減らせる!? 優秀な人材を採用するためのYoutube利用法!」でも同様の内容を取り上げておりますのでそちらもお読みいただければと思います。
求人広告の掲載の時期はいつがベター?
まず、求人掲載の時期に関してもちろん通年で掲載を行うという手法もありますが、明らかに求人サイトの登録者が増えたり減ったりする時期があります。
それがボーナス支給の前後です。正社員で働いている求職者は毎年6月、12月または7月、1月がボーナス支給月となります。ボーナスをもらって現職に退職意思を伝えるので支給月の2~3か月前には求人を出すことがおすすめです。
一方で通年掲載をするメリットもあります。それは単純に露出が増えるということです。求人サイトは求職者が直接企業名を検索する場合もありますが、大体が一定の条件を設定しふるいにかけられた上澄みから求人を見ていきます。そのため逆に転職市場が落ち着いている2月や8月に求人を出すという手もあります。
私のおすすめ掲載開始時期は前者になるのですが、9月または3月あたりに掲載開始することをお勧めします。
求人サイトには絶対に特色がある!求人サイトを選ぶポイント!
求人サイトには"絶対に特色があります"絶対です。特色とは掲載後の利用方法や登録している求職者層です。
求職者目線で考える求人サイトを選ぶ基準!
求職者目線で一度考えてみます。
求職者の例①Aさんの場合 (35歳 1社経験 実務経験13年)
◇求職者Aさん
年齢 35歳
保有資格 1級建築士 1級建築施工管理技士
経験 設計施工を行う中堅会社会社で13年勤務
年収 650万
転職理由 キャリアアップの転職を希望。子供ができたので給与を上げたいと考えている。
この方は資格や年齢を見る限りうまく転職できれば年収1,000万を目指すことが可能です。
この方が行う転職方法として下記が考えられます。
①人材紹介会社に登録しハイクラス求人を探してもらう。
②ハイクラス特化または専門的な分野に特化した求人サイトを利用する。
まず転職理由を見る限り給与を上げるということが第一条件となります。次にお子様が生まれるとのことなので家庭の時間も大事にしたいはずです。
年齢や資格から推測するに主任等ある程度の職位についているはずで、仕事は忙しいはずです。
これらの要素を考えるとAさんの基準はある程度絞られているので資格を活かせるハイクラス向けの求人サイトか業界に特化した求人サイト、または転職活動を二人三脚でサポートしてくれる人材紹介会社に登録するはずです。
なぜなら雑多な情報を捌く時間をなるべく省きたいからです。
求職者の例②Bさんの場合(25歳 1社経験 2年勤務)
◇求職者Bさん
年齢 25歳
保有資格 なし
経験 スポーツインストラクターとしてジムで2年勤務
年収 360万
転職理由 コロナウィルスの煽りで現職の業績が悪化。ボーナスが減額され転職を決意。他業界にも関心あり。
この方が行う転職方法として下記が考えられます。
①複数の大手求人サイトと若手に特化した求人サイトに登録。
②キャリアコンサルタントと面談をする。
この方は無資格で経験も浅く、まだコロナウィルスも収束しきっていない為他業種へのキャリアチェンジの可能性が高いと考えられます。
そのため、未経験でも給与が変わらないか少し上がる業界に行きたいはずです。その場合Bさんの売りは年齢ですので20代に特化した求人サイトに登録する可能性が高いです。またたくさんの求人を扱っている大手の求人サイトにも登録する可能性が高いです。
求職者は自分の年齢やキャリアで利用する転職サービスを変える!
今回は極端な例を取り上げましたが、求職者は自分の状況からどの求人サイトに登録をするのかを選びます。そのため、求人サイトを使うとしてもどういった求職者の登録が多いのかという情報を知って利用することが重要です。
多くの場合が求人サイトを代理店を通し契約するかと思うのですが、その辺の登録者情報は必ず代理店の営業に確認した方が無難です。
まずは求める人材の特徴を絞りこみ、その特徴にあった求人サイトを利用することがとても重要です。
求人サイトで応募を集める方法を確認する
求人サイトへ求人掲載をするといってもものによっては様々なプランがあります。多く場合が掲載期間やスカウトメールを送れる数といったもので金額が変わってきます。
かくいう私も広告代理店を通して求人サイトを利用した経験があるのですが、求人サイトによってプランの意味合いも変わってくるので注意です。
求人サイトでも上位表示が重要!
例えば営業職を募集したとします。大手の求人サイトでは営業職と名の付く職種の求人は数えきれないほどあります。そのため求人サイトに多くのお金を払っている方が場合によっては上位に表示されます。この辺はSEO対策と似ており、雇い入れたい求職者が魅力に感じるポイントを掲載している求人に盛り込むことが重要になってきます。
例えば求職者が求人を検索する場合、企業の名前を直接入力して検索するということは少なく、多くの求職者は条件をいくつか設定しそれに沿った求人を上から見ていきます。
例えば
「年収400万以上」「東京勤務」「転勤無し」「未経験歓迎」
といった要素を元に求人にソートをかけるのです。
そして重要なのが表示された求人を「上から」見ていくということです。
求人サイトによってはプランによって上位の表示をしてもらえなかったりします。上位に表示されないとそもそも求職者の目に留まらない為もちろん応募もありません。
スカウトメールが重要です!
大概の求人サイトについているスカウトメールをうまく使うことは応募を集める上でとても重要です。なぜなら求職者に直接届くからです。求人サイトによってはスカウトメールを日々欠かさず多くの人数に送り続けるということが重要になるサイトもあります。(余談ですが求人サイトにサクラはいません。)
スカウトメールはひな形もありますが、基本的に作成したもので送る方がいいかと思います。なぜなら求職者の目に留まりやすくなるからです。求職者は暇ではありません。スカウトメールを送ると求職者が設定していればメールに受信通知が送信されます。大概件名と会社名が表示され、求人サイトによっては本文2~3行が表示されたりします。そのため件名が魅力的で応募を促すような内容でなければ開いてすらもらえません。
スカウトメールはAIが自動で送信してくれる場合もありますが、はっきり言って効果は微妙だったりもします。そのためご自身で送ることが賢明です。
実際に今でも行われているスカウトメールの使用例です。ある大手企業K株式会社さんの場合のお話です。K株式会社さんは経験者の方を取りたいとのことでEという求人サイトを利用していたそうです。
上位表示は絶対にされるものではなかったそうなので毎日数百件のスカウトメールをK株式会社が直接送り続けることで採用予算を達成したそうです。
嘘かと思われるかもしれませんがこれは本当のお話です。
スカウトメールは目に留まりやすい件名でないと開いてもらえません。そしてスカウトしたいと思う求職者は他の企業もスカウトをかけています。そのため数を打つことも重要です。
求人サイトだけでは採用できないワケ!
冒頭にもお話ししましたが、はっきり言って求人サイトだけでは採用予算を達成することは無理です。なぜなら求職者は会社のホームページをはじめとするオウンドメディアで情報収集もするからです。
求人掲載をする前にオウンドメディアを充実させた方がいい理由
その理由は求職者の行動にあります。求人サイトを使って求職者が仕事を探すときの一般的な行動は下図のようになります。

求職者が求人サイトを利用するのは赤枠で囲われた期間のみです。一方で★マークがついている部分は会社のホームページや採用担当のブログといった企業のオウンドメディアを利用して情報収集をします。
求人サイトの場合求人内容や、その会社の特徴などがわかりやすくまとめられています。しかし、詳細な情報は載っていないので応募の検討や求人企業と直接のやり取りをする場合は詳細な情報を知っておく必要があるためより情報量の多いオウンドメディアを利用します。また、検討の段階でも意思決定の為に情報をより多く集めるためオウンドメディアを利用します。
つまり、求人サイトに求人掲載をすることは求職者への企業認知にはつながりますがそのまま応募→入社という流れにはならないのです。
オウンドメディアの充実は絶対といっても過言ではない!その理由とは?
現在スマートフォンの日本における普及率は総務省の調べによると8割を超えています。就業可能な年齢ということを考えると更に普及率は高いでしょう。そういったことから求職者が企業のオウンドメディアに目を向ける確率はとても高いといえます。
また、求人サイトに掲載をせず自社のオウンドメディアのみで採用を行っている企業もあります。こういった現状を考えるとHPの充実は採用活動にとって必要不可欠であるということがお判りになるかと思います。
また、Instagram、YoutubeといったSNSをオウンドメディアとして運用し採用活動をするということも活用したい採用方法の一つです。
Instagramは比較的若い年齢の方が利用されているSNSで写真が多用されています。会社の事業と絡めて認知を広げられれば応募を増やすことも可能です。
Youtubeは動画を使ったSNSで日本で2番目に利用されているSNSです。特徴は動画という情報量の多いコンテンツを発信できるところにあります。認知やブランディング等応用できる幅はとても広く汎用性があります。
SNSのいいところはSNSユーザーとコミュニケーションをとれることです。コミュニケーションをとることはそのユーザーからの信頼につながりますので最終的に応募につなげることも可能です。
まとめ
ほとんどの求人サイトは広告代理店を通して契約をするかと思います。そのため広告代理店の営業と相談をしてより自社に合った求人サイトを選ぶようにしましょう。私の場合は掲載する求人サイトを選ぶというより、広告代理店で求人サイトを選ぶということをしていました。なぜなら広告代理店は求人サイトの代理で掲載の営業祖しているため、どこの代理店を使っても結局掲載する求人サイトはどこで契約しても一緒だからです。
広告代理店の営業は商材のことを誰よりも熟知しています。ですのでどのような求職者を雇い入れたいかを正確に伝えて、ターゲットに合った求人サイトを契約するようにしましょう。ここで必ずその求人サイトの運用法も確認しましょう。
また、求人サイトのみの運用ではその効果が半減してしまいます。ですので求人サイトを運用する前にオウンドメディアの充実度も再確認してみましょう。せっかくお金を支払うのであればHP以外に新しいオウンドメディアを解説するのも有効です。求人サイトの運用とオウンドメディア運用をどのように組み合わせるかということも検討しましょう。
オウンドメディアの運用は効果を見込める半面、運用コストを考慮しなければなりません。弊社ではそういった企業様の負担を軽くするお手伝いをさせていただいております。是非ご興味ございましたら下記よりお問い合わせいただけますと幸いです。
今回の記事以外にもYoutubeを使った採用活動、広告・宣伝活動に関連の記事を毎週火曜日・金曜日16時に更新しておりますので是非チェックいただければと思います。→ニュース
参考までに求人サイトの比較をされている記事のURLを載せさせていただきます。