リクナビネクストの仕様変更は採用コスト削減への追い風か!?仕様変更の内容と今後の対策について解説!!

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 早速ですが、ちょうど2022年1月~3月にかけてリクナビネクストの仕様が変更されるはご存じでしょうか。今回の仕様変更は中々の内容のもので、うまく運用すればよりターゲットに近い求職者を集めることができる仕様変更です。

 是非内容を理解していただき、その運用について私なりの意見を書いていこうと思います。

リクナビネクストの仕様変更の内容は?変更はいつから?

 今回リクナビネクストでは求職者(以下ユーザー)が検索時に使用する検索アルゴリズムが変更され、検索結果の表示も変更になるというものになります。

 具体的には以下の4点です。

  1. 検索結果の表示順位の変更
  2. 条件検索の方法とその表示方法
  3. 検索結果一覧の表示要素
  4. N5+の廃止

 この変更はちょうど2022年1月~2022年3月末までに移行が終わり、2022年4月~完全に切り替わる予定とのことです。

 具体的にどのような変更なのかを見ていきます。

1.検索結果の表示順位の変更

  ここが一番の変更点です。端的に言えば利用しているプランによって変わっていた検索順位がより求職者が求めている条件に合致しているものを上位に表示してくれるようになります。

 リクナビネクストの求人掲載プランはN1~N5まであり、N1が一番安く数字が上がるにつれて料金が上がりユーザーに対する露出や掲載する情報量も増えます。

 今まではユーザーの検索に対しこのプラン順に掲載されていたものが、今回より合致している順に表示されるようになります。

 ※合致度が同じであれば今まで通りN5から表示されていきます。

 つまり、そこまで高いプランを使っていなくてもターゲティングがしっかりと行われている求人を掲載していれば、今までよりも質の高いユーザーに対して訴求を行うことができるようになります。

2. 条件検索の方法とその表示方法

 今までは求人原稿に設定されていた求人コードに完全一致していた求人のみがユーザーに対して表示されていました。しかし今回からはシステムが求人原稿の内容を判断し求職者の希望に近しい求人を表示されるようになるということです。

 一長一短はあるかと思いますが、ターゲットを意識した文章を掲載することによって今まで表示されていなかったユーザーに対してもアプローチができる仕様となります。

 ユーザーの検索履歴に基づき、よりユーザーの希望に近しい求人が表示されるようになるそうですので専門的なスキルが必要な仕事などでは追い風になるかと思います。

 一方で今までカテゴライズされていた求人コードがなくなり、文章内容に重きを置く検索アルゴリズムになるため、ターゲティングをしっかりと行った文章を書かなければいけないということになるので注意が必要かとも思います。

3. 検索結果一覧の表示要素

 今後はプラン関わらずシンプルな表示となります。すべての求人の表示が社名・職種名・給与・勤務地といった内容に統一されるためより検索結果の段階でのプランによる差がなくなるため今までと比べユーザーにクリックされる確率が高くなる可能性があります。

4. N5+の廃止

 N5+というプランが廃止されました。

リクナビネクストの仕様変更はどんな影響をもたらすのか?

 今回の仕様変更の大きなポイントは検索アルゴリズムが変更されたというところです。これは中小企業をはじめとする採用にあまりコストをかけたくない企業にとってはチャンスです。

 なぜなら、プランによる露出の差が大きく縮まったからです。これによってN1のプランを使っていたとしてもやり方によっては今まで採用できていなかった質の高いユーザーを採用できる可能性が高くなりました。

 ですが、下準備もほどほどにリクナビネクストを始めてしまうと今までよりもひどい結果になる可能性もあります。その下準備の中でも重要なのがターゲティングです。

リクナビネクストに掲載する前に必須の下準備とは?

 ターゲティングが下準備の段階でなぜ重要なのでしょうか。それは、ターゲットが希望する内容の求人原稿を書かなければ検索結果に表示されないからです。逆に、しっかりとターゲティングができており、そのターゲットに対して書いてある求人原稿であればプランが何であれ上位に表示できる可能性もでてきます。

 おそらく代理店経由でリクナビネクストに求人を掲載するという話になってくると思うのですが、そもそものところでどんな人を採用したいかを具体的に決めておかなければ代筆してもらったところでうまくはいきません。

(※ターゲティングについては以前に書かせていただいた記事「Youtubeを使って潜在顧客を見込み客へ!集客を自社のチャンネルで行う方法とは?」をお読みいただければと思います。)

 また、即戦力を採用したいと考えている企業様であればなおのこと、ターゲットが抱えているであろう悩みや不安を解決するような求人原稿を作れるようにターゲットとなるペルソナを作りこむことが重要です。

中小企業はオウンドメディアも充実させておくべき!その理由とは?

 特に中小企業の方々には大変失礼な話ですが、会社の知名度は大企業と比べてありません。そうなるとユーザーとしては応募の前後や面接前後、内定受諾前後といった要所要所で企業のオウンドメディア(HPやブログ、SNSといった自社発信の情報メディア)で情報をできる限り収集します。

 そこで掲載している求人内容と相違があったり、アバウトな内容の求人情報を載せていると他の企業に流れて行ってしまう可能性が高くなります。

 そのためHPやブログといった画像や文章のオウンドメディアはもちろんですが、Youtubeをはじめとする動画系のSNSでしっかりとターゲットとなるユーザーの心をつかむということも他社との差別化には有効かと思います。

まとめ

 今回リクナビネクストの仕様変更について簡単に解説しました。この仕様変更はチャンスでもありますが、同時に質の高いユーザー獲得の競争率が激化したとも言えます。

 ですのでターゲットを明確にし、オウンドメディアを充実させたうえでリクナビネクストへ求人掲載をするということを行っていただければと思います。また他社との差別化の為にもYoutubeを使っていただければ幸いです。

 

 弊社の方ではYoutube運用に関してお手伝いさせていただいておりますので是非ご興味ございましたら下記お問い合わせよりご連絡いただけますと幸いです。

 また、Youtube運用に役に立つ記事を毎週火曜日・金曜日16時に更新しておりますので是非チェックいただければと思います。→ニュース